吉永林業のソロキャンプトーチは、杉材生産量日本一の宮崎県北部の杉伐採現場で生まれます。樹齢30年以上の杉の先端部分を、じっくり乾燥、研磨し、林業者自らが加工したものです。
通常はバイオマス発電の燃料として使用される部分をトーチに加工するのは、林業に携わる私たちの『木の命を都会で暮らす方々に身近に感じてもらいたい』という思いがあるからです。
建材やバイオマス発電の燃料に加工された杉は皆さんの目に触れることは多くはありません。だから、地上数十メートルで風に揺れていた部分を、なるべくそのままの形でお届けし、手で触れ、匂いを感じ、音を聴き、杉の木の命を感じてもらいたいと思うのです。
そして最後に火をつけて、その優しい炎に心をまかせてみてください。山の土と雨と酸素と太陽によって作られ、蓄えられたエネルギーが、熱と光を発して再び大気へ帰っていく様子を、穏やかな気持ちで見届けてほしいのです。
トーチの一つ一つには固有のシリアルナンバーが刻印されています。下の欄にナンバーを入力すると、その杉の木が育った森の伐採の様子を確認することができます。 是非、あなたのトーチの生い立ちを見て、燃え尽きるまでの時間、杉が育ってきた数十年の時間に思いを馳せてみてください。
燃やす前に
スマホホルダーとしてご使用ください。 いつもの音楽が、杉の木を通した柔らかい音質に変わります。
特徴
着火材として樹脂分の多い『肥(こ)え松』(松の根の芯部分)が付属しています。上手に着火できるか楽しみながらチャレンジしてください。
一度着火すると炎を吹き消しても、燻りながら燃え続けます。この煙は虫除けにもなります。給気穴から風を送ることで、火力を調節してください。
燃やし方によって、1時間から2時間程度燃え続けます。
炎を楽しむだけでなく、お湯を沸かしたり、料理にも使えます。
着火の方法
トーチの下は熱く焼けるので、土以外の場所で燃やす時には、下にレンガやコンクリートブロック、石板などを敷くと良いでしょう。
着火用の松の芯を、2〜3本竪穴から差し入れ、下穴から、マッチ・着火ライターなどで火をつけます。
松の芯が燃え、ススが出ます。タテ穴に火が燃え移らない時は、予備の松の芯や付属の着火剤を使用してください。
タテ穴に火が燃え移り、上部に炎が上がったら着火成功です。1時間から2時間ほど燃え続けます。
使い方
小さめのフライパンやヤカンで適度な火力で調理が出来ます。
火勢が落ちると、煙が出て虫除けになります。内部は熾火(おきび)状態なので、風を送れば再び炎を上げて燃えます。
燃え進んだ状態では上に物をのせないでください。最後は消火を確認してください。下のレンガなどは熱くなっていますので注意!